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5-4、県内・出演コンサート

2023年04月04日 06:00

(8)看護専門学校、講師 2001~2014年

2001年の「戴帽式」への出演依頼が有った。看護師を目指す人にとって、この戴帽式は特別な日のようだ。式典後の茶話会で30分ほど唄わせて頂いた。後日、2002年度の「文化芸術Ⅰ」への講師依頼が有った。
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ドイツの文化芸術(医療技術はドイツ語表現が多い)の授業の後任としてとの事だが、特に詳細な授業内容の指示・注文は無かった。学生を「唄わせて!」「元気にさせて!」程度でした。音楽舘で開催していた「フォークスクール(FS)」の延長的な気分で、サブタイトル「体験的音楽論」と言うことで、引き受けた。

★2002年(8期生)10月~01月、8回
 「文化芸術論」 「一年目の誤解!」
FSの延長で、全員をシンガー・ソング・ライターに!。回数を重ねる度に円形脱毛症になるほど眠れない夜。みんな看護師を目指している!だった。

★2003年(9期生)04月~07月、8回
 「二年目の誤解!」
全員を、僕が看護されたいと思う看護師に!。やっぱり、何かが違う!。眠れない夜。学生の約半数は、大学よりも何か資格を!だった。

★2004年(10期生)04月~07月、8回
 「石の上にも三年目!」
もっと学生が求めているものから、学ぼう!。学生の中に有るものを出させよう!。そこから、学ぼう!。少し気が楽になった。そうです、私の昔からの理想は「メダカの学校」なのだから・・・。

★2005年(11期生)04月~07月、8回
学生の希望する音楽に応えられる器用さは無い。自分の創った唄しか唄えないから、授業の内容は「毎回テーマを設定した、僕のコンサート」への感想文を・・・。その感想文が、次回の教科書に!。「今、唄うこと」「我古里」の替え歌創作(宿題)。

★2006年(12期生)04月~06月、9回
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ギターが凄腕の学生が入学されて、学生からのリクエストは全部お任せでした。「国試」に合格し看護の現場に立った時!、「国試」に失敗して希望を失いかけた時!、彼らの心の中には、どんな音楽が流れるのだろう?。そんな、人間と音楽との正しい距離関係を探求し続けたい!。学生のリクエストによる「みんなで唄おう!」でも、無理に唄わせようとしたくないから、5人唄いたい人が集まった作品から唄う事にした。

★2007年(13期生)04月~06月、11回
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音大を卒業した学生が入学。積極的な男子学生も増えた。小グループ編成による発表会(最終授業)は、11回の講義の合間に準備したとは思えない高レベルな演奏内容だった。

★2008年(14期生)04月~06月、11回
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芸術と医術(療)は同じジャンルだった。それぞれの専門性のレベルで細分化されていったが、原点や進化の限界点では又同じ所に戻るようだ。それが「生きる」と言う誰にも共通する一致点なのだ。毎回、学生たちから教えられる事の方が多い授業ですが・・・私と学生たちに必要な音楽を探す授業でも有った。

★2009年(15期生)04月~07月、11回
 「体験的音楽論」
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子どもの頃は、近所のお医者さんで、お腹が痛くても足を怪我しても治療してくれたが・・・近年は、ジャンルが違うとかで、診察を拒否されたり盥回しされたりが社会問題になってきた。問題にこそならないが、芸術も・音楽も・同じ状況のような気がした。どちらも、その原点である「生命」と向き合う姿勢が、今とても大切な気がする。この授業を経験させて頂く中で、その事がより鮮明にテーマ(使命感)として私に還って来た。

★2010年(16期生)05月~09月、11回
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初めて、途中に一ヶ月の夏休みが入ったスケジュール。想像出来ないけど、予想も出来ないから・・今まで通りのテンポで・・・。その年の授業を創るのは、その年の学生たちなのだから・・・。

★2011年(17期生)04月~07月、10回
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連続10年目の講師依頼に、ワクワクと同時に・・・・初心を思い起こしている。連続依頼と言う事は、その授業内容に自信を持って良いのか?。あれこれ考えても、私に出来ることは限られていますが・・・基本は、学生達が創る授業ですが・・・・。今年は44名ですが、社会人経験者が多く、最高齢は35歳です。二回目の授業で「初講師ライブ」の感想文で「良かった・普通・悪かった」の3択結果は。良かった=39人、普通・悪かった=0人、無回答=2人、欠席=3人だった。回答者が100%良かったは、初めてです。日本中が、東日本大震災(2011/03/11)の影響で歌詞に注目しているからなのか?・・それとも、10年の実績で私の授業の進行が上手くなったのか?・・嬉しいけど、次からの授業にプレッシャーも感じている。でも基本は、彼らに何かを教えると言うよりも・・彼らから、学ぶ姿勢は、今までも、これからも変えたくないね!。

★2012年(18期生)04月~07月、10回
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毎年、音大を卒業した学生やギターの凄腕の学生が居て、授業を盛り上げてくれますが、今年も居ました。グループでメジャーCDデビューをしたが・・・売れなくて解散!。そのベースを担当していたそうだが、ギターも歌もなかなか・・・いい。そして、凄いボーカリストが居ました。楽器は出来ないようで、でも彼女がアカペラで歌いだすと・・・学生達は、講師コンサートよりも静かに聴き入っていた(笑)。もうひとり居ました。諦めていたギター熱が再燃焼!新しいギター(Gibson)を買った学生も・・・・。毎年学生たちとの年齢差が開いて、選曲(みんなで歌う)が困難になる中で、こう言う腕達者の出現に助けられながら、11年目も・・・私が、一番楽しめました。

★2013年(19期生)04月~07月、10回
前期の最終授業後、学生のアンケートが実施され・・・連続12年目も、決定されました。いつも彼らから沢山学ぶことが出来ます。今期初めて、台風警報での休校と言う事態が・・・幸い、一週間延長のスケジュールも空いていたので・・難なく終了出来ましたが・・・今後は、こう言う事態も想定しておかなければ・・・。
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★2014年(20期生)04月~07月、10回
どんな学生達と、出会えるか?どんな授業になるか・・・いつも楽しみだ。ここ五年ほどは、同じ授業内容で・・・納得の行く学生たちの反応を感じたが、今期は少し違う雰囲気を感じた。特に、社会人を経験して入学された20~38歳にそれを感じた。学生たちとの年齢差が毎年開きくことは承知の上だが、そういう事でもないようだ。授業内容に、もう少し私の緊張感を高める工夫が必要だ。記念すべき20周年に関われた事も幸せですよ。
☆20周年記念冊子への寄稿「医療と芸術は、同じジャンルだった」
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