＜自伝史的エッセイ＞ : ７-2、我古里/登録歌詞

＜岡山県新見市編＞
新見市ボランティアクラブでのコンサートで一般公募され選考された作品。

045
澄み渡る空備北路に
桜と桃のまんさくと
城山深く咲き誇り
あたりは一面虹の色
ここは新見　我古里

046
錦織り成す阿哲峡
窓から見とれる汽車の旅
回り灯篭の絵のように
変わる景色の美しさ
ここは新見　我古里

047
城山桜に大名の
昔を忍ぶ城下町
今は中国縦貫道
山並み遥か夢乗せて
ここは新見　我古里

048
阿哲まんさく咲く頃に
君と一緒に歩きたい
井倉洞から羅生門
鮎釣る人も顔馴染み
ここは新見　我古里

＜岡山看護講習会編＞
岡山日赤病院で開催されていた看護講習会の中で。毎年「受講生編｣が創作されていて、その講師をされていた方より郵便で届いた。

049
岡山駅より30分
山陽団地にネオポリス
ここは岡山ベッドタウン
朝はラッシュで一時間
ここは山陽町　我古里

050
朝は六時に飛び起きて
満員電車に滑り込み
朝日の中をまっしぐら
着いた所は保険所よ
ここは岡山　看護講習会

051
なりふりかまわず小走りで
息をはずませ駅に着く
中途半端な化粧顔
鏡を片手に紅を引く
ここは車内　ああ津山線

052
本と本とに囲まれた
不安だらけの講習会
如何に過すかと聞かれたら
ただ我武者羅にやるだけさ
ここは岡山　看護講習会

053
夏が来れば岡山県
美味しい果物パレードよ
桃にメロンにマスカット
おかげで私は太り気味
ここは岡山　看護講習会

054
授業中には眠くても
お昼時には目が覚めて
食後のコーヒーああ美味しい
ここは岡山　看護講習会

055
ナイチンゲールという人の
過去を辿って原点を
見つけるためだと言うけれど
レポートレポートで狂いそう
ここは岡山　看護講習会
すぐに帰ろう　看護講習会

056
帰り支度はテキパキと
だけど頭は疲れてる
ちょっと寄り道喫茶店
これで２ｋｇも増えました
ここは岡山　我古里

057
今日も一日無事終わり
机に向かって本を読む
だけど瞼は重くって
頭の中は夢心地
ここは総社　我古里

058
看護講習無事終わり
今日は楽しい謝恩会
いつものかしまし捨て去って
本当の姿になりました
遂にやりました長い講習会
今日でお別れ看護講習会

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