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2-4、フォーク・シンガーへの道

2019年09月29日 06:00

(2)たかが歌

1974年 「ジョン・バエズ」来日。
1975年 「拓郎」「小室」「泉谷」「陽水」等が、フォーライフレコード発足。(山陽新幹線開通)「つま恋、6万人コンサート。小椋佳「シクラメンのかほり」荒井由美「いちご白書をもう一度」ヒット。


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★1975年2月、心斎橋の島之内教会で開催されている「関西正統派原点フォークコンサート」を聴きに行った。出演者は、すずききよし氏や豊田勇造さん・もんたよしのりさん・等だったかな?。その中で、中島光一氏の「18才」を初めて聴いて、衝撃を受けた。満席200人のホールなのに、私と中島氏だけが唄の中で2人で会話していた。中島氏が勤める職場で起きた、18歳の「のぞみ」ちゃんの生涯を語る告発の唄だった。ギターの音等は、もう耳から消え、鳥肌で身動き出来なかった。

   18 才   詩/曲 中島光一

18になったら、施設を出て行くと 寂しそうに話してた
のぞみと言う名は、お母さんが付けたと 嬉しそうに笑ってた
のぞみちゃんは、もういない もう帰ってこない

おじさんに引き取られ、頑張って働くと 元気良く手を振った
施設を出ても、皆の事を忘れへんと 友達の手を握ってた
のぞみちゃんは、もういない もう帰ってこない

おまえはアホやから、身体売って稼げと おじさんに言われた
口紅つけて、いつも笑えと おじさんにぶたれた
いやなお客さんでも、一緒に寝んと怒られる

おじさんも大人も、みんな悪い嘘吐きや こんなこともういやや
施設に帰りたい、お勉強もしたい 友だちと遊びたい
もうおじさんの顔なんか 二度と見とうない

うちはアホやから、弱虫やったから 死ぬしかでけへんかった
先生にええ子やと、言われたかった みんなかんにんしてや
今度生れて来る時は 絶対強い子になる

18になって、施設を出て行った のぞみちゃんは帰らない
18になって、行くとこがないなら どうしたらええの
18になりとうない 何処へも行きとうない
18になりとうない このままでいたい。


「たかがうた」なのですが、それまでに聞いた歌が、一瞬にして消えたような気がした。感動とかと言う単純な一言では終われない何かに、心を突き刺されたような衝撃でした。もはや「音楽」とか「フォーク」とかを、越えた所にある作品だと思った。中島氏は、この創作に7年かかったそうだ。いつかこんな作品が創れたら、唄えたら・・・と思った。この作品に出会えたから、今も唄っているのだと言っても過言では無い。それは、創ってはいるのだが、創らなくても有る真実・事実なのだ。たかが歌が、リアリティーやジャーナリズムに支えられて、永遠性や普遍性を持つことを感じた。現実は、小説よりも奇なり!。唄は、歌よりも真なり!。

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